庭を歩いてメモをとる

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THE DIG Special Edition ポール・マッカートニー

THE DIG Special Edition  ポール・マッカートニー (シンコー・ミュージックMOOK)

ポールのソロキャリアの歩みは長くかつ生み出してきた作品・活動も膨大、しかも休むことを知らないのでそれらがどんどん更新・増大していきます。日夜動向をウォッチしているファンでも、それらのデータが体系的に整理できている方は少ないのではないでしょうか。

それだけに、百科全書的な本があればなあ(そして数年に一冊追加・更新)とは常々思っていました。過去には「ALL THAT PAUL McCARTNEY」がありましたがもう20年ほど前の出版(文字通り私のバイブルでした。毎日読んでた。)。ポールとヒューレット・パッカードが進めているネットアーカイブはおそらくそういう全書的性格もあるのでしょうが、現時点では気軽にブラウズできる、というわけではありません。そもそも英語だし。

そんな中、「全ライブ活動徹底解剖」と謳ったこのムックの登場はありがたかったです。ライブだけでなく、簡素ながらアルバムについても、そしてこれはうれしいことに、映像作品もかなり網羅されています。眺めているだけで楽しいし、頭の中も整理できてとてもありがたいです。

ポールを想う人たちのコメント・対談もなかなかに楽しいです。特に永沼忠明さんの談話は、ほう、こんな感じ方・評価の仕方もあるのか、なるほどなと私個人とは違った(同じものもたくさんありましたが)視点を楽しめました。

内容の割にコンパクトにまとまった誌面と価格もうれしい。今度は、オールアバウトな百科全書の登場を待ちたいのですが(電子書籍で随時アップデート可能とかだったらいうことなし)、出るのかな・・・いっぺんに全部を出さなくていいので、(第1巻70年代、第2巻80年代・・・みたいな感じで)是非お願いしたいところです。


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