庭を歩いてメモをとる

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水木しげる「劇画ヒットラー」

劇画ヒットラー

ヒトラーの生涯を淡々とまとめた伝記。

ユダヤ人絶滅政策についての記述が少ないことを除けば、彼の青年期以降の生涯を概観するのにとてもいいまんがだと感じました。

運命が全力で彼の味方をしているような絶頂期からベルリンの地下壕で自殺するまでの転落の短さを、本で読むよりもはっきりと実感することができたのが一番の収穫かな。

かなり客観的な、ナチス=悪だと決めつけない視点を保ちながらも、時折顔を覗かせる水木サンの茶目っ気がいいスパイスにもなっていました。


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