庭を歩いてメモをとる

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伊豆 落合楼村上(2日目)

朝。もう一度お風呂を堪能して、朝御飯。



朝もたっぷり。充分すぎるほどいただきました。


仲居さんのはからいで春の風と日差しを味わえるよう、窓を開けていただきました。静かな空気が薫ります。


10時からは文化財でもある館内を巡るツアーに参加。この建物がいかに貴重な木で(屋久杉、30年寝かせた木材、紫檀などがふんだんに使われている)、大工さんたちの工夫とセンスで建てられたかがわかる40分間でした。


障子の組子のこのセンス。ひとつとして同じものがありません。


この遊び心。地元に伝わる「女郎蜘蛛の伝説」をもとにしたものだそうです。


この宿には文豪、詩人が多く逗留したそうですが、これは北原白秋の手による「雀百まで」。しかしこれを見てNさんとつぶやいたのは、「北原白秋ってヒトラーユーゲント歓迎の歌の作詞してたよね」。

いやあ、今までいろんなところを旅行してきましたが、現時点での個人的な評価は一番かもしれません。和の落ち着き、心地よさ、おもてなし、センスなどが最高級の上、民宿にありがちな「古くささ」「ちょっとした不潔感」が一切ない。また事情が許せば訪れたいものです。


宿を出て向かったのは浄連の滝。

ここも空気がおいしくて、人はそれなりにいたけど涼やかな雰囲気はそのまま。気持ちよかった。

お昼はそば処「亀屋」へ。

この「ししせいろ」はこくのあるつゆに猪のだしがふんだんにでていて、ひきしまったそばにぴったり。具もたくさんで、私の好みとしては、西宮の「あんばい」のかもなんばにまさるとも劣らない味でした。ごちそうさま。


15時過ぎに解散。よくしゃべり、よく食べて、よく飲み(それは私だけか。気づいたらビール6本+梅酒)、よく観て。また同じ旅をしても変わらず楽しめそう。ああ、もう少し伊豆が関西から近ければ・・・との思いが絶えない2日間でした。


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