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庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

2008年の収穫

(タイトルは感想を書いている元エントリに、画像はamazonにリンクさせています。)

平野啓一郎「決壊」
決壊 上巻決壊 下巻
提起されている問題の深さ・現代性(リアルさ)・心理描写の見事さにおいてこれがNo.1でした。重かった。


山本譲司「累犯障害者」
累犯障害者
今年読んだノンフィクションの中で、これほど「読む前と後で世界が違って見えた」本はありませんでした。


ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(亀山郁夫訳)
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)
とんでもない読み応えがありました。あと何回か読み返すと思います。親切な訳と解説も素晴らしかった。


カズオ・イシグロ「私を離さないで」
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
淡い文体からグロテスクな背景が見えてくる。今まで読んだどの小説にも似ていなかった。


山崎豊子「沈まぬ太陽」
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)
ドラマとしての面白さではこれが一番だったかな。描き方が一面的ではあるけれど。御巣鷹山事故の記述はドキュメンタリーを超えていたかも。


北村薫「空飛ぶ馬」
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
日常の謎」を扱うミステリーのおもしろさと、主人公と彼女を取り巻く世界の落ち着きが心地よかったです。