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ダークナイト

ダークナイト 特別版 [DVD]

各所で絶賛されていたこの作品。今日時間ができたので観てきました。舞台はいつものゴッサム・シティですが、バットマンが「みんなに愛されるヒーロー」ではなく、一部の市民からは「法律違反の一人自警団」と言われている中での、バットマンと悪との闘い。それに絡む警察。悪の世界に現れた狂人ジョーカー。

たしかにこれは質の高い作品ですね。期待が大きかったので、それを上回ることはありませんでしたが、満足はしました。

娯楽作品としても一級でしょうが、バットマンの存在意義や「運」についての解釈など、ただの娯楽もので終わらせない深みがあるところが映画の幅を広げていますね。いや、これはやっぱり娯楽作品じゃないな。観終わって爽快な気持ちにはなれないし、観ていて痛快な気持ちにもほとんどならない。

そんな中で、個人的に一番印象に残っているのはジョーカーの描かれ方です。絶賛されている演技だけでなく、脚本もジョーカーの世界観を見事に浮かび上がらせていると感じました。

それにしても、いろんなところで書かれていますが、ジョーカー役のヒース・レジャーの死が本当に惜しまれます。続編があるとしか思えない終わり方だったので、余計に残念です。


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