[物語]
ドッグヴィルの続編。
1930年代、アメリカ。グレースは、黒人の助けに応じ、いまだに黒人奴隷制度が残る村、マンダレイに立ち寄る。そこで、黒人を助けるために、「教育」を施そうとするグレースだが・・・
[感想]
前作ほどではないものの、やはり期待を裏切らないレベルで「アメリカ批判」「人間の業」を見せつけてくれました。アメリカの黒人の実態をちゃんとわかっているわけではない私としては、人種差別批判の要素より、他国を攻撃して「民主化」させようとするアメリカの傲慢さや、人が「自立」することの難しさや矛盾を表現しているような気がしてなりませんでした。
この映画、開発途上国の支援をしている人などが見たらどう思うのかな。
ラース・フォン・トリアー監督のアメリカ三部作の二作目。三作目がほんとうに楽しみです。