庭を歩いてメモをとる

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秘密の喫茶店

小熊英二「対話の回路」の最後の対談に出てくる「秘密の喫茶店」に行ってきました。下北沢の某ビル2階。

お店にはいると、最初に目にはいるのが大きな本棚。「ファウスト」などの古典と、主に社会科学関係の本が並んでいます。もちろん小熊さんの本も。お店の中にいたのはマスターだけでした。

「CDの音量大きめで営業しております」という音楽系喫茶お決まりの説明。クリームシナモンティーをお願いしました。ちゃんと本物の生クリームででてきました。おいしかった。

ニーナ・シモンがかかっていました。音量大きめとはいっても、普通に会話ができる程度。お店においてあったオノ・ヨーコの展覧会の図録などを読みました。椅子が堅いこと以外は居心地のいいお店だと感じました。

帰り際、「お客さんは何回か来られたことありますか」とマスター。「初めてです。『対話の回路』を読んできました。」「(あの本には店名は書いていないのに)どうしてこの店がわかったんですか」「ネットで調べたらだいたいわかりました。」「そうですか・・・」

東京に来たらまた行ってみようと思います。

対話の回路―小熊英二対談集


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