Death Note the Last name

散髪屋さんで「デスノートの映画って観ました？」と訊かれ「前編はテレビで観ましたけど後編はレンタル待ってるんですよ」と言ったら「もう出てますよ」と。知らなかった。で、早速レンタル。

原作のストーリーを巧妙かつ大胆に組み合わせ映画の尺に収めきった脚本、よくできていると思いました。原作にある繊細なロジックなどはやはり大味になっていますが、時間の制約を考えると仕方がないし、むしろここまでうまくいろいろなパーツを組み合わせ、最後には映画独自のアイデアで締めるところは見事といっていいと思います。

ただ、ひとつ残念なところは（これは前編にも言えることですが）、全体的にLの凄さが伝わらない、ってところでしょうか。基本的に月圧勝のペースで物語が進んでいます。これは、制作者側もそのつもりでやっているのでしょうが、Lのファンとしては物足りなさを感じてしまいます。せっかく松山ケンイチがLになりきっているのに。

などと書きましたが、深夜にもかかわらず（本来すぐ眠くなるたちです）2時間以上かじりついて観たわけで、原作を知っている私でも素直におもしろかったのは事実。楽しませてもらいました。