庭を歩いてメモをとる

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NHK土曜ドラマ「魂萌え!」第2回

夫の死後、身勝手な周囲に耐えかねて家出した未亡人がカプセルホテルに泊まって自分を見つめ直し、家に戻って子どもたちの甘い要求をはねのけるまでに成長する。しかし、亡き夫が愛人に通わせていたのは愛情だけではなかった・・・

と、あらすじを改めて書いてみると、あれ、こんな簡単な話だっけ、と自分でも意外に思います。見応えはしっかりあったのに・・・いろんな理由があるのでしょうが、その根っこはやはりキャストの演技力にあるのかもしれませんね。前回のメモにけんごさんがコメントを下さったように、だから安心して観られる。物語に集中できる。これがこのドラマの見応えを支えているように思いました。

他に今回気づいた点としては、普遍性というとおおげさですが、実は中年女性へのエールだけで終わってない、門戸の広い物語だなってところです。いつのまにか、主人公のささやかな*1成長を自分のことに置き換えて喜んで、彼女を応援している自分がいたのです。中年女性向けのドラマと思わせて(実際そうなのかもしれませんが)、実は自分の世代の物語としても受け止められる。そういう普遍的なものを描いた作品だったんですね。

ということで、さらに気になる次回は最終回。愛人との落とし前、どんなかたちでつけるんだろう。


*1:このささやかさは、いい意味でまんがっぽくないところですね。ここがまんが的だったら、感情移入や自分への置き換えはまずできなかっただろうな。


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