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庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

鈴木将司「ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック」

ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック

年末、友人と話していても話題になったSEOSEM)。要は自社のサイトを、いかにヤフーやグーグルの検索結果の上位に出させるかという話なのですが、そのテクニックをまとめた本があったので買ってみました。自分のサイトに活用してみたかったというより、ヤフーやグーグルの仕組みを知りたかったので。

では、どんなサイトが検索上位にくるのか?両者*1に共通する点は、サイトを、「他のサイトからのリンク」によって評価しているところ。「リンク=サイトへの人気投票」とみなしているわけです。

ここまではけっこう有名な話ですが、この本ではさらに詳細を書いています。例えばヤフーなら、タイトルタグ*2やページの1行目、2行目に検索してほしいキーワードを入れると効果があるとか。グーグルなら、テキストリンクを作る際、「ここをクリック」とするよりも「〜についての詳細はこちらを」としたほうが、グーグルはリンク先を「〜」のサイトだと認識するのでリンク先の検索結果順位が上がる、とか。

昔の検索エンジンでは、単に検索キーワードが多いページを評価する傾向があったので、意味もなくたくさんのキーワードを詰め込んだつまらない宣伝サイトが上位に出てきたものですが、ヤフーやグーグルでは、上記のようなルールに基づいて検索しているので、それなりに検索キーワードに近い内容のサイトが上位に来るというわけです。グーグルがこの方式を始めた結果、検索結果への信頼が増し、グーグルの評価もうなぎ登りになったのはご存じのとおりですね。

そんな感じでいろんなテクニックが公開されているのですが、中でも一番面白かったのが、グーグルのページランク(これもけっこう有名なので、知っている人はすみません)。グーグルは、ウェブのすべてのページを0〜10の11段階で評価しているのですが、このランクが高いページからリンクされているページは価値が高い(つまりランクが高めになる)とみなされているとのこと*3

ではどんなサイトのランクが高いのか?この本によると、これはリンクされている数とそのページのランクで決まるとのこと。最高ランクの10は、www.google.com,www.apple.com,www.adobe.com,www.harvard.eduなど。www.yahoo.com,www.microsoft.com,www.stanford.eduですら9です。日本では慶應大学のサイトがたまに10になるくらい(ランクは数ヶ月ごとに変動します)で他はないようです。

面白そうなので、しばらくいろんなページのランクを覗いて遊んでいました。はてなトップページ7、mixi6、ヤフージャパン8、グーグルジャパン9、カカクコム6、2ちゃんねる6、IMDB 8、ポール・マッカートニー公式サイト5。ちなみにマイサイトは4、このブログは3でした。

ちなみにこの本、紹介されているテクニックそのものも興味深かったのですが、一番好感を持ったのは、一貫して「結局はお客(商業サイトが対象の本です)のことを考えて地道にお客に喜んでもらえるコンテンツを作ることが大事」という視点を忘れていないことです。テクニックの活用や費用対効果などの合理面を解説する中で、やっぱり商売ではお客の心をつかむことが大事という基本面を忘れていないところに信用がおける本でした。

*1:以下、ヤフーの場合、ヤフーのスタッフが実際にサイトの内容を見て登録している「カテゴリ検索」ではなく、キーワード検索について書きます。

*2:ブラウザのタイトルバーに表示される文字:このブログなら「愉楽の園でメモをとる」がそう

*3:このランクは、グーグルツールバーをインストールすれば見ることができます。