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庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

3時間、100以上の椅子を試し座りし続けた結果 − 岡村製作所 コンテッサ

「人生の3分の1はふとんの中。だからふとんにはお金を惜しまずに。」そんな言葉を時々聞きます。ふとん業界のつくったフレーズなのかもしれませんが、それなりにうなずけるものだとも感じています。

そこで思ったのです。椅子は?椅子に座っている時間ってけっこう長いぞ。私のようにPCや本に費やす時間が長いならなおさら。しかも今座ってるこの椅子、明らかに自分に合ってない・・・座面が堅すぎるので座布団をひいているのですが、そこと座面の段差が太ももに当たってしまうのです。これはなんとかしたほうがいい。

そう思って、広いショールームを持っている家具屋さんに電話してみました。書斎で使うような椅子ってありますか、と訊くとたくさん取りそろえているというので予約を入れ、今朝行ってきました。

係りの人に案内されて行ってみると、職場で使っているようないわゆる事務椅子から、最近よく見るメッシュ素材のクールなもの、重役椅子・社長椅子までたしかにたくさんあります。デザインがどうしても気に入らないものを除き、ひとつひとつ座っていきました。こういう商品って、個人的には通販では納得して買えないですね。座りごごちは実際に商品に座ってみないとわからないので。

いくつか座っているうちに、やはり実際の商品に触れてよかったと改めて思いました。椅子ってやっぱり座りごこちがそれぞれ全然違う。そして、当たり前なのですが、いい値段がするものはそれだけ座りごごちもいい。座っているうちに、当初考えていた予算リミットがどんどん上がっていきました(それじゃリミットとは言えんだろう)。

結局、3時間以上、数にして100以上、書斎に合いそうなデザインの椅子には全部試し座りしました。

そんな中で、座ってすぐ「お?」と感じる椅子が。座面の座りごごちは他のものとそう変わらない「普通に快適」なレベルなのですが、背もたれが絶品でした。自分の背中にぴったりきます。張り付くようなものではなく、そっと支えてくれるような感じなのです。絶妙なホールド感があります。

通常、事務机の背もたれって、ちょっと疲れて背を伸ばすときにもたれるくらいで作業中はあまり使わないイメージがあります。でもこの椅子の背もたれなら、普段から軽くもたれて作業ができそうな感じです。これはけっこう疲れの蓄積を遅くしてくれそう。

その上、肘掛けの高さから腰当て(のようなパーツ)、座面の前後、ヘッドレストの高さと角度など、あらゆる部分がアジャスト可能。これなら、さらにうまく椅子を体にフィットさせられそう。デザインもまったく問題なし、むしろ好み。うーむ。

当初考えていた予算の倍以上の価格なのでちょっと迷いましたが、冒頭の「ふとん業界フレーズ」を思い出し、思い切って買ってしまいました。

商品だけでなく、価格も満足。ネットでざっと見受けられた金額よりもけっこう安かったのです。流通経路を省略して工場から直接仕入れているからだそうです。

到着は17日の予定。今からとても楽しみです。というかもうすでに今あの座りごこちが恋しい。少し大げさですが、人間と同じように、運命の椅子との出会いってあるのかも、などと思ってしまいました。


2016年9月追記: 10年以上使っていますが、いまだにオフィスその他でいろんな椅子に座ってもこの椅子以上に体にフィットするものには出会っていません。不具合もなく現役です(一度、製造ロットに問題があったかもしれないということでメーカーの方が自宅まで来て点検はしてくださいましたが)。いい買い物をしたと思っています。