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庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

ウィリアム・C・デメント「ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?」(2)

本・まんが 健康

昨日に引き続きこの本について。

この本で、「睡眠負債」に次いで驚いたのは、「睡眠潜時」の考え方です。これは、「床についてから眠るまでの時間」。これで「眠気」を数値としてとらえることができるそうです。

この考え方自体は特に驚くほどのものでもないですが、その標準値には驚きました。10〜15分が標準で、5分以内だと寝不足がひどい(睡眠負債が大きすぎる)か睡眠障害、なのだそうです。

私は夜なら大抵1分以内、昼寝の時でも5分以内には眠りに入ります(だから、12時50分から13時の間でも昼寝できる)。毎日6時間程度は寝ているけど、全然足りてないってことなのかなあ。日中に眠気を感じるのも当然なのか。睡眠についてもうちょっと真剣に考えてみようと思うようになりました。

ちなみに、この本。柔らかいイメージの表紙とタイトルですが、中身は学術的な実験結果をベースにしており、しかも著者が睡眠医療の第一人者ということで、基本的に信頼できる内容だと思います。もちろん、ところどころユーモアを交えわかりやすい記述に徹するなど一般人への配慮はなされていますし、著者による「睡眠医療という分野がどのように世の中に浸透していったかのあゆみ」として読むこともできます(だから、ちょっと著者の自慢話っぽい記述も散見されますが、不快にならないレベルです)。

個人的にもっとも有用だったのは、他のよくある本と違い、「不眠症」「睡眠時無呼吸症」だけでなく、その他の「日中の眠気」にもかなりのページ数を割いている点です。巻末には適正な睡眠をとるための3週間プログラムも記載されており、入門書としても実践書(睡眠改善初期の)としても役立ち興味を持って読める本だと感じました。

ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?