庭を歩いてメモをとる

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エンデューロレーサー

セガゲームミュージックアンソロジーをレンタルしました。目当てはいろいろありましたが、一番は「エンデューロレーサー」です。

セガコン ?THE BEST OF SEGA GAME MUSIC? VOL.1

体感ゲーム*1のあだ花的存在だったこの作品。皆を驚かせたデビュー作「ハングオン」、最高に爽快だったシューティング「スペースハリアー」と、レーシングゲームのひとつの完成形「アウトラン」の狭間に登場し、どちらかというと影に隠れた存在でした。上記の3つに比べて、置いてあった店がかなり少なかったことがそれを物語っていると思います。ゲーム内容も、バイクによる障害物レース。ちょっととっつきにくい印象でした*2

そんな「エンデューロレーサー」ですが、実は音楽がかなりいい感じでした。メロディがものすごくはっきりしたフュージョンのようなポップス(?)、というイメージの佳曲。曲構成も曲の長さも普通のポップスと同じような感じで、メインBGMは1曲5分近くの長さがありました。1曲20秒くらいの繰り返しが大半だった当時のゲームミュージックの中では、異彩を放っていたといっていいでしょう。

実は、この「ポップスのようなゲームミュージック」というスタイルも、次作の「アウトラン」で確立された感があります*3。そういう意味では、ゲームミュージックとしてもあだ花的存在といえなくもない。でも、この微妙な位置づけがこのゲームを、そして音楽を忘れがたいものにしているとも言えるような気がします。

*1:ゲームの中の「自分」に合わせていすも動くゲーム

*2:プレイしていた友人によれば、最初はたしかにとっつきにくいものの実はかなり面白いらしいらしいのですが。

*3:たしかオリコンで1位をとったはず


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